マルチブラウザ対応でサイト構築をするとき、正しい構文でXHTMLやCSSを書いていれば、ある程度ブラウザに依存しないサイトができるのですが、まだまだIE6のシェアが多い昨今において、“正しいだけ”では思ったような表示ができないのも事実。そんなときに活躍するのが「CSSハック」。その中で今回は最もシェアが高いIE6のバグを回避する際にあてるもの。
IE6はCSSを正しく解釈してくれないバグが多いブラウザで有名なのですが、その中で子供セレクタ(「>」)を理解できないのを利用します。
.cont h2.class{
/*ここはIE6用を記述*/
color: red;
}
.cont>h2.class{
/*それ以外のモダンブラウザ(IE7やFireFoxなど)で書き換えたい内容を記述*/
color: blue;
}
(上記はサンプルですので、通常このように利用することはありませんが、)IE6では子供セレクタを読み込まないため、青に上書きされず赤のまま残り、それ以外のモダンブラウザだと、青で上書きされるため青が表示されます。
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